こんにちは、4人娘のパパ、ラブドラです。
本日のテーマは女の子に武道の習い事ってどおなのかについてです。
うちの子を強く逞しくしたいニャア…
とは思うけど、武道やらせるとかどうかニャ?
女の子が武道って…他の人から変にみられるかニャ?
女の子にはちょっと無理かニャ?
そんなことないですよ!
実は私ラブドラは
空手道 3段
少林寺拳法 初段
剣道 初段
と生涯を通じて、主に武道の習い事に精通してきました。こんな感じの人間です👇
こんな先生だったらうちの子1秒で辞めるニャ!
今でも空手道は30年以上継続中で、我が子も習っており、私自身も指導員として多くの子どもに教える立場です。
そんな習い事を30年もやっている中で
子どもから大人まで、多くの女性入会者を見てきて、どんな成長をしていったか
を見ました。
そんな私の経験から、女の子が武道をやるのって実際どうなのか、メリットデメリットについてまとめましたので、我が子の武道入会に悩むパパさんはぜひこの記事を読んでください。
女の子が武道をやるメリット
- 学校でたくさんの友達ができる
- 個性が伸びる
- 負けず嫌いになる
- いずれ道場を持てることもある
- 一生を通じてできる趣味になる
女の子が武道をやるデメリット
- 慣れるのに男の子より時間がかかる
- 悪い人付き合いも生まれる
- 勝ち負けがプレッシャーになる子もいる
- 女の子がいない道場だと少し苦労する
- 先生が怖くて嫌がる子もいる
それではどうぞ👇
まずは「女の子だから」の考え方をやめよう
女の子だから武道できるかなって心配なんだよニャア
パパさんパパさん、その前に一つすいません。
「女の子だから」っていう考え方はやめた方が良いですよ。
可愛い娘のことであるため、大切にしたいその気持ちはよくわかります。
しかし、まずは武道の大前提の考え方を知ってもらいたいです。
それは、武道は誰でも一人の人間として見て、特別扱いはしません。
それは日常生活でも同じですよね。
我が子が女の子であっても、一人の人間に変わりありません。
しかしそれを「女の子だから」などと見始めると、他の同年代の子と差別したり、特別扱いする事につながります。
今は多様性や少数派の考えの大切さが尊重されている時代ですよね
それは子どもを育てるパパさんママさんも同じことで、「女の子だから」という見方を強く持つと、その子の成長に良い影響を与えないこともあります。
武道でも考え方は同じで、練習では一人の人間として扱い、男の子と一緒に練習や対決をします。
もちろん力の差など必要な部分は考慮しますが、女の子だからと特別な扱いは基本しません。
このことを踏まえた上で、下記のメリットなどをよく考えて、本当に武道をやらせてみたいかどうか決めましょう。
なるほど。
一人の『女の子』じゃなくて、一人の人間と見るってことだニャ。
そのため武道では女の子も男の子と一緒に練習します。
試合での性別や体格差は考慮してますけどね。
女の子が武道を習うメリット
それでは、女の子が武道を習うメリットについてお話しします。
これらは、武道をやっている私の娘から聞いた学校での話や、大人になっても続けている女性の話などを参考にしています。
1 学校でたくさんの友達ができる
まず初めに、学校でも友達を作りやすいことです。
最近は武道を習っている子どもの数は多くなってきました。
そのため学校でも武道を習っている共通の友達ができるようです。
特に女の子で習っている子はまだまだ少ないため重宝されているようで、男の子からも話題にされやすく、たくさんの人と友達になりやすいと聞きます。
2 個性が伸びる
性格面や体質面で、子どもにはそれぞれの個性があります。
例えば
- 我慢強い子
- 体が柔らかい子
- 慎重派な子
- 持久力がある子
こういった個性を最大限活かし伸ばせるのが武道の特徴です。
なぜなら武道は個人競技だから。
団体競技と違い、その人の個性や特徴を最大限に活かせるのが個人競技の特徴。
女の子でも同様、その子の特徴を活かして、どうやったら試合に勝てるかを練習で探求していけば、自然と個性が伸びます。
3 負けず嫌いになる
武道ほど勝敗にこだわる競技はありません。
なぜなら武道の勝敗は
全てがその一人の責任
になるから。
コレは、大人だろうと子どもだろうと関係ありません。
もしも負けたら、その結果が全てその子の責任となります。
試合を重ねて勝敗にこだわっていく中で、自然と負けず嫌いになっていきます。
4 いずれ道場を持てることもある
私と同じ空手の道場生で館長にまで昇格した人が何名かいます。
その内女性でも一人いますが、その人は
- 20代から入門
- とても熱心に練習に取り組んでいた
- とにかく空手が好きだった
- 試合でも何度も優勝を重ねた
- 館長に推薦してもらえた
こんな流れで道場を持ち、現在も館長として活躍しています。
館長になってどうなったかというと
- 小学校体育館を借りて道場開設
- 組織の館長以上の人が集まる会に参加
- 館長になった後も選手として試合に出場
- 道場の会員一人につき約2500円の収入源
として、一つの収入源になっています。
このように副職が持てるようになるのも武道のメリットです。
5 一生を通じてできる趣味になる
今や武道は老若男女、全世代の人ができる習い事。私が通う空手道場では、健康の一環としてなんと80代のおばあちゃんがやってます!
このように武道はどんな人でも一生を通じてやれる習い事になりつつあります。
私の身近な女の子では、小学生からやり始めて大人になっても続けている人は結構いますね。
また、受験や仕事のために一度は退会し、さらに子育て等が落ち着いて再び戻ってくる人もいます。
このように武道は一生を通じてできる趣味になっているので、女の子にも十分やらせる価値アリです!
女の子が武道を習うデメリット
次に、女の子が武道を習うデメリットを紹介しますが、これらは女の子に限らず、男の子も含めて、武道をやっている人みんなに当てはまるものもあります。
1 慣れるのに男の子より時間がかかる
やり始めて1年くらい経つと「自分には向いていない」と思い始め、「やめたい」と言う子が出てきます。
なんでやめたいか悩みを聞くと
- 体が硬くていい技が出せない
- 強い子に勝てない
- 身長が低くて大きい子とやるのが嫌だ
- 痛いのが嫌だ
などなど。
しかしどれこもこれも
少し我慢して時間をかけて慣れれば、解決できる問題ばかり
であることが多いんですね。
そして女の子の場合、体力の差などのためにこういう問題をクリアするのに男の子よりちょっと長く時間がかかります。
しかしそれも、少しだけ我慢する時間が長くなるだけです。
男の子と体力差とかどうしても悩みが増えるよニャ〜
そうですね。
でも、本当にちょっとだけ我慢する時間が長くなるだけなんです。
2 悪い人付き合いも生まれる
皆さんもイメージされてると思いますが、武道は正直な話やんちゃな人が多いのも現実です。
やんちゃな人って?
例えば暴走族だった人や、子どもの頃ケンカばっかりしていた人、警察にお世話になったことがある人などなど…
あ、やっぱりいるんだニャアそういう人
いやぁ〜そういう人とは付き合わせたくないニャア💦
と、思った人もいるでしょうね。
しかし、そういう人と習い事の場で知り合いになれるというのもメリットだと思ってます。
例えば私の空手では、
元々暴走族だった人と現役の看護師(女性)が笑いながら練習を一緒にしている
なんて光景もよく見ます。
それは子どもの成長に良いこと?悪いこと?
私はとても良いことだと思ってます。
子どもの頃から、色々な人と付き合い、大人になっても多種多様な人間関係を築くことは、必要なことではないでしょうか?
私はそのような考えもあるので、我が子(女の子)を躊躇なく空手に入会させています。
じゃあこれ、メリットでいいんじゃないかニャ?
後からそう思いました💦
3 勝ち負けがプレッシャーになる子もいる
武道は本当に勝敗にこだわるスポーツです。
特に武道は超が付くほどの個人競技。
負けた時には体力不足、筋力不足、精神力不足…全ての責任を自分で負う事になります。
ここで
くやしぃ〜!
って気持ちを持って次に臨めばいいんですが、勝ち負けがプレッシャーになって悩む子もいるのですね。
このプレッシャーに負けじと頑張ってほしいんですが、残念ながら「やめたい」と言い出す子もいます。
4 女の子がいない道場だと少し苦労する
まだまだ武道は男色の強い競技です。そのため道場生も男の子が圧倒的に多いです。
割合で言うと、男:女🟰8:2くらいですね
まだまだ男子競技な武道。そのため、女の子がいない道場だと少し苦労します。
どんな苦労?
女の子がいないと
男の子との体力差
仲間がいない=孤独感
などの苦労に悩みながらやらないといけません。
そのため、武道を考えている親御さんは、一度その道場の練習を覗いてみて女の子の人数を聞くことをお勧めします。
5 先生が怖くて嫌がる子もいる
コレも武道のイメージであるあるです。武道というと
先生が怖い人
熱血系の人
というイメージが横行してます。
正解です!
武道は殴られても蹴られてもめげないガチガチな先生は多いです。(参考:武道のよくあるQ&A)
例えばこんな先生👇
さっきのあんたやん!
そんな先生に、子どもが
怖い!行きたくない!
と、嫌がる女の子が多いのもデメリットの一つです。
しかし、せっかく始めた習い事を、先生の雰囲気だけでやる気無くしたり嫌いになってしまったら悲しいことです。
そういった先生は、武道という修羅場を乗り越えてきた人達。
修羅場を乗り越えてきたために逆にとても優しくなっている先生もかなりいます。
「怖い」と言うイメージだけで後ろ向きになってしまうのはとても残念なことですので、入会前に一度その先生と我が子と話しをさせてみるのもいいかと思います。
道場での練習風景
男の子が多い武道の世界で、どう女の子が練習をしているか気になるかと思います。
道場での練習風景は、基本は男の子も女の子も全員一緒に練習をしています。
ただし身長などの体格差や力量差を考えなければいけない時だけは、分けて練習をしています。
この点を考慮しないと、女の子にとってはかなり不利になるからです。
しかし武道は基本的に男女差をしないよう努力してますので、できる限り練習も合同です。
男の子と一緒にやってて、怪我することはないの?
あります!
中には男の子の攻撃をもらってダウンする女の子や、泣き出す女の子もいます。
しかし、こういった経験を避けてまで武道をやっていたら、武道の目的の
肉体と精神を鍛えること
はできなくなります。
女の子でも武道をやらせたいと思う親御さんの目的は、その子の成長ですよね?
でしたら、多少の困難は付き物です。
もちろん武道では、「痛みを我慢する」もその一つと考えます。
厳しいようですが、このような点もよく考えて、我が娘に武道を習わせるかどうか考えてみてくださいね。
まとめ
本日は、女の子に武道を習わせる時のメリット・デメリットについてまとめました。
女の子が武道をやるメリット
- 学校でたくさんの友達ができる
- 個性が伸びる
- 負けず嫌いになる
- いずれ道場を持てることもある
- 一生を通じてできる趣味になる
女の子が武道をやるデメリット
- 慣れるのに男の子より時間がかかる
- 悪い人付き合いも生まれる
- 勝ち負けがプレッシャーになる子もいる
- 女の子がいない道場だと少し苦労する
- 先生が怖くて嫌がる子もいる
武道は、まだまだ男の子が圧倒的に多い分野であり、女の子が入ると多少苦労があることは間違いありません。
しかし、武道を習わせたい親御さんの目的は
我が子を成長させるために、肉体と精神を鍛えること
であるはずです。
そのためには、多少の困難にも当たっていかなければなりません。
これから娘に武道を習わせようかと考えている親御さんは、まずは道場の練習を親子で見に行ってください。
そして女の子の道場生がいるかどうか、先生がどんな人かなどを確認してから入会することをお勧めします。
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